【番外編】ふたたびロックダウン!


さて、日本でもコロナ患者が増え続けているようですが、フィリピンもここにきてかなり急激に患者が増えてきてしまい、8月1日からついにセブもロックダウンに入りました。

ロックダウンと言っても4段階あって、今回は上から2番目のMECQというレベルです。
去年ロックダウンが始まったばかりの一番厳しい時は、街のあちこちにチェックポイイントがあってクアランティンパス(外出許可証)がないとチェックポイントを通過できず、買い物にも行けないというほどでした。
しかしその後、このままでは経済が死んでしまうということで、段階的にレベルを下げて最近では一番低いレベルになっていました。このレベルになるともうチェックポイントなどありません。ショッピングモールにもノーパスで入れます。実際のところ、一番低いレベルのロックダウンとは名前だけのものでした。
それでも少し前までは患者が減っていて、一日当たり50人を着る程度だったのですが、ここ数週間で一気に状況が買ってしまいました。今では連日400人から500にんという10倍増しの有様で、それで再びロックダウンとなったわけです。一部ではお酒の販売も禁止されてしまいました。
ただ、それで患者が減りそうかというと、どうもそんな感じがしないのです。
実はセブの市長さんは経済優先でロックダウンをしたくない人なので、本来MECQは公共交通もストップをさせて人の往来を少なくするところなのですが、今のところストップはなしになっています。こんなことで本当に効果があるんでしょうか……?
もっと怖いのはマニラで、準備に少し時間がかかるので(外出許可証の準備など)数日後からロックダンを行うそうです。で、そうなる前にと、今大勢がスーパーなどに殺到しているそうです。ただでさえ患者が多いのに、大勢が殺到したらどうなってしまうんでしょう?想像しただけでも恐ろしいものがあります。

ちなみに、ロックダウンの経済面での影響は少なくなくて、ちょっと前に外出した際には、道端で少なからぬ数のホームレスが寝ていました。仕事を失った人が大勢いるそうです。
そういう人たちはまだ犯罪に走るところまではいっていないようですが(少なくともセブでは)、この状況がもう少し続くとどうなるかわかりません。
セブは再び旅行都市として復活できるのでしょうか……。