【番外編】携帯ウォシュレットを新調しました。

海外生活で絶対に欠かせないもの、となると、自分にとってまず最初に浮かぶのがウォシュレット。一旦ウォシュレットのある生活に慣れてしまうと、ただ紙で拭いただけでは、どうも何かに憑かれているような感じで気分が良くない。もう日本人なら全員そうではないかと思う。
この15年間の海外生活でずっとお世話になっているのが携帯ウォシュレット。今回新調して4代目になる。



といっても、故障したのは今回が初めてだ。初代は6年間使ってあまりに外観がくたびれて見えるようになってしまったので買い替えた。彼は6年間全く故障知らずで働き続けてくれた。大したものだ。2台めも頑張ってくれたが、中国から引き揚げる時に、よりによって荷物に入れるのを忘れたらしく紛失してしまった。彼も6年ほど無故障で働いてくれた。
問題は、前回の3代目だ。フィリピンに来る際に買ったばかりで、まだ3年もたっていないのに壊れてしまった。
ただ、これは機械のせいではなくて、セブの水質のせいなのだ。
セブの水質は恐ろしく悪い。試しに水道水を沸かすとわかるのだけど、鍋の底に白い粉が浮いてくるだの。そしてその白い粉を触ってみると、なんだか粘土のようにヌルヌルする。そんなものが水の中に溶けているのだ。しかも問題は、この溶けているやつは、水を沸かさなくても乾燥すると沈殿して固まってしまうという点だ。
歯磨きのうがいのカップなど、底の方に歯垢のようなかたまりがこべりついてしまっている。それを防ぐにはしっかりと拭いて水分を残さないようにしなければならない。
問題は、携帯ウォシュレットの内部だ。
どう頑張っても内部に布を突っ込んで水分を全部拭き取るなんてことできるわけがない。そんなわけで、3年もたたずに内部が目詰りして水が出なくなってしまったのだ。
本当に困った水だ。
それで今新しいウォシュレットは水道水は使わないことにした。その代わり、飲料用の水を使うことにした。わざわざお金を払って買った飲料用の水をウォシュレットに使うなんてちょっと贅沢な気もするけど、また壊れてもらっては困るので背に腹は代えられない。
きれいな水で洗ったら、お尻ももっときれいになるに違いない?