【番外編】日本のカメラ屋はなぜiPhoneのカメラを作れない?

と、いうわけで、昨日の夜1時前に寝ぼけ頭で手持ちで撮った写真がこれ。



その後、4時前に寝ぼけ頭で手持ちで撮った写真がこれ。


手持ちでもこんなにくっきりはっきりな写真が撮れてしまうなんて、iPhoneのカメラは大した性能です。以前使っていたSONY RX-100もいいカメラだったけど、ここまでの夜景写真は手持ちでは無理でした。

それにしても、RX-100って一昔前の高級コンデジの代表格だったのですが、もう携帯カメラの足元にも及ばなくなってしまったというのはちょっと驚きだし残念です。どうしてカメラ屋は携帯カメラに負けてしまったんでしょうね。

これはやっぱり、“カメラとはこうあるべきだ”、というような、カメラ屋としての矜持や日本人の職人気質の悪い面が出てしまったんでしょうか?

iPhoneの夜景撮影だって、手ブレ防止にコンピューター処理を絶対に行っているはずです。で、恐らくはビデオ機能かなんかで撮ったものをソフト的に合成して一枚の絵に仕上げているんじゃないでしょうか。カメラ屋の目線で言えば、“そんなものは写真じゃなくてAIのお絵かきにすぎない!”となりそうですが、自分のようなお気軽カメラ好きからすれば、AIのお絵かきだってきれいな写真に見えてればそれでいいじゃん、になるのです。そしてアップルはその線を追求してくれているのでしょう。

考えてみると、携帯カメラはレンズが2個も3個もあるのが当たり前なのに、専用のコンデジは未だにレンズが1つしかありません。レンズが沢山あれば色々と工夫ができそうなのに、とはシロウト考えですが、シロウト考えを製品化できてしまう携帯屋のパワーと、製品化できないカメラ屋のパワーの無さは、残念ながらもう決定的ですね。