【番外編】セブのスーパーは缶詰め王国

セブのスーパーマーケットに行って気がつくのは、缶詰め売り場が異様に広いこと。と言っても、種類が多いわけではなくて、とにかく量がべらぼうに多いのです。大きな棚に、実にたくさんの缶詰めがズラーっと並べられています。



どうしてこんなにフィリピン人は缶詰め好きなんだろう、という感じなのですが、


まあ答えは実に簡単で、多くの家庭には冷蔵庫がなくて食品を長期保存できないから、のようです。冷蔵庫というと昭和の高度成長期の三種の神器のひとつですが、フィリピンはいまだにそんな状況なのかもしれません。
また仮に冷蔵庫を持っていたとしても、停電が意外と頻繁に起きるので、数時間冷蔵庫が使えなくなるというのも当たり前のことです。先日もセブ市周辺の町で8時間電気が止まったそうです。8時間冷蔵庫の電気が起きっると……ちょっと怖いですよね。
そんなわけで、缶詰めが自然と人気を集めるのでしょう。
なんだかすごい状況で生活してますよね、ローカルの人たちは。
ちなみに去年だったと思うのですが、大雨で川が氾濫して、川沿いに建てられた約20家族分の家屋が流されたのですが、その被害額が日本円でたったの200万円。1家族の平均財産がたったの10万円ってどうしたものでしょうか。しかも家屋の値段込みで。
そういう人たちがどんな暮らしをしているのかって、ちょっと想像できないですよね。